『チーム力をひき出すアジャイル開発』に参加してきた

今日は会社の人と『チーム力をひき出すアジャイル開発』というセミナーに参加してきました。その内容をまとめます。

アジャイルの定義
アジャイルとは、お客様のビジネス価値を最大化するための「考え方」や「姿勢」

 アジャイルでより大切にすること
コミュニケーション >  プロセス・ツール
動くソフトウェア  >  包括的なドキュメント
顧客との協調    >  契約交渉
変化への対応    >  計画遵守
(プロセス・ツール、包括的なドキュメント、契約交渉、計画遵守が不要な訳でなく、比較したときに優先度は低いだけです。)

上記な内容はManifesto for Agile Software Developmentに書いてあります。

上記の考え方に則していれば、アジャイルです。

お客様のビジネス価値を最大化するためにアジャイルという「考え方」や「姿勢」を用いるのであって、「とりあえずアジャイル開発をしてみたい」みたいな考えは目的と手段の逆転現象が起きているんだろうなぁと考えています。チーム全員が何のためにアジャイル開発を取り入れているかを正しく認識できていないと、スクラムとかXPを実践しても効果が薄いみたいです。

明日から取り入れられそうなアジャイル
「契約形態的にアジャイルとか無理!」な方々もいると思いますが、こっちが勝手に取り入れられそうなやつがありました。KPTと呼ばれるチームでの振り返りです。

K:Keep(良かったこと、うまくいったこと)
P:Problem(問題点や課題)
T:Try(改善したいこと、次に実施したいこと)

コツはKから初めてポジティブな気持ちになることです。週に1回くらいなら余裕で続けられます。
他にはお客様の品質保証の基準の中にアジャイル開発の手法を埋め込んでいくという荒業もあるそうです。とはいえ、アジャイルは一括請負と相性が悪い場合が多いそうなので、自社開発とか1ヶ月から3ヶ月くらいの契約と相性が良さそうです。

最後にセミナーに参加した感想
自分が圧倒的に若く、30歳半ばから自分の父親くらいの層がほどんどだったので新鮮でした(?)講師に質問している内容や話してみた感じから判断すると、アジャイルでの開発がうまくいってないからセミナーに参加しているのではなく、これからアジャイルを取り入れたいと考えている人たちが多い印象でした。